反町プラン崩壊…本番も遠藤招集断念へ
2008 年 7 月 8 日 – 5:11 PM8月の北京五輪に出場するU―23日本代表の候補合宿が7日、千葉県内でスタートした。反町康治監督(44)はウイルス感染症で離脱しているオーバーエー ジ(OA)のMF遠藤保仁(28)を五輪本大会でも招集しない可能性を示唆した。遠藤の招集を見送れば、勝負のカギを握るセットプレーキッカーを失うだけ に、チームにとっては大きな痛手となる。 約2時間の合宿初日の練習を終えた反町監督が厳しい表情で切り出した。ウイルス感染症で発熱が続く遠藤について「彼のサッカー人生に影響を与える病気な らサッカー寿命を縮めることはできない。仕方ないよね」と招集を断念する可能性を示唆した。中盤でボールを落ち着かせることができるOAの司令塔を攻撃の 中心にするプランを描いていただけに、苦渋の決断を迫られた形だ。 遠藤不在で最も懸念されるのがセットプレーキッカーだ。昨年のアジア最終予選では右足は水野、左足は柏木、本田圭が主にキッカーを務めたが、指揮官は遠 藤の招集を見据えて水野をメンバーから外した。左内転筋痛から復帰したばかりの柏木もJ2リーグとの兼ね合いで今合宿の招集を見送られており、14日に発 表される五輪代表メンバーに入るかは微妙だ。 反町監督はPK、両サイドCK、ゴール周辺のFKを、すべて遠藤に任せる方針を固めていただけに、遠藤不在の影響は計り知れない。代役候補には左足は本 田圭、右足は梶山、梅崎らが挙がるが、梶山が「他に蹴る選手がいれば、自分は蹴るつもりはない」と消極的な姿勢を見せるなど混乱は必至だ。 米国、ナイジェリア、オランダと格上がそろう1次リーグでは、少ない好機をものにすることが勝利への条件となるだけに、セットプレーの重要度は増す。ア ジア最終予選でCKから2得点したDF青山直は「いいボールが来てタイミングが合わなければ入らない。遠藤さんはいいボール蹴るので一緒にやりたかった」 と肩を落とした。初戦の米国戦まで1カ月。遠藤に起きたアクシデントは、40年ぶりのメダル獲得を目指す反町ジャパンに重くのし掛かることになりそうだ。